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ひがのひがめ2020.07.28.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

所沢生活村だより2020年7月28日号より

小麦には禁止されている除草剤グリホサートの収穫前散布が大豆には許可されている!そしてホクレン(北海道農業協同組合連合会)の北海道産大豆から検出されていたことを農民連の機関紙「農民」720日号で知りました。農薬企業が推奨しホクレンが宣伝し、多くの農家が危険の認識なく使用してきたとのこと。農民連食品分析センターの分析結果を示し遺伝子組み換え食品いらないキャンペーンと日本消費者連盟が3回公開質問状を出し、この4月にやっとホクレンは除草剤グリホサートの大豆収穫前の散布を事実上禁止することになったそうです。その記事には続いて北海道農民連書記長のコメントが続き、「土壌中ですぐに分解し安全」と宣伝された除草剤グリホサートを使い始めて40年、2017年末の国の残留基準大幅緩和で、圃場周辺での使用から小麦や直播稲の種まき前や大豆収穫前散布など大量消費が進んでいるそうです。また、子どもの発達障害の原因の一つとして農薬など化学物質が指摘されているということを初めて知ったとも。世界的に危険性への認識が強まり、米国で被害者勝訴が相次ぎ、各国では規制強化が進む中、日本では官民ともにこれが現状なのでしょうか?割安安価なグリホサートを店頭に山積みし大売出しをしてきた農協、これが協同組合なのでしょうか?道は遠いのですね。(比嘉)