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ひがのひがめ2020.12.28.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。
毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

所沢生活村だより2020年12月28日号より

世界の潮流に反して日本のアニマルウエルフェアが進まないのは吉川農水大臣のような人たちが農水行政を動かしていたからだと河井夫妻の選挙違反で偶然分かり、菅政権の日本学術会議会員任命拒否とその後の世論調査の結果は、日本社会の市民の力の質がこれほどまでに劣化している現実を示しています。政府に反対することができない、しない世の中がすぐそこまで来ています。一方新型コロナウイルスは、最近危険な突然変異株が英国と南アフリカで急拡大。南アフリカでは若くそれまで健康だった人が重体になっている。これは非常に危険な状況を示唆しており世界のトップ専門家が対策を検討し始めています。鳥インフルエンザがパンデミックとなる懸念が広がっていた2006年ころからすでに感染症対策の専門医や保健師の絶対的不足が指摘されていたにもかかわらず、保健所を減らし予算も大幅削減を続けてきた政府。医療崩壊が目前に迫っていることを私たちは覚悟しなければならない現実が今あります。埼玉西部の中核都市所沢の保健所は廃止されていまありません。

 

そんな中で私たちは新年を迎える。所沢生活村は皆様に本物の食べ物を届ける活動を続けられることを目指して力を尽くせたらと願っています。皆様どうぞご無事でよいお年を!        (比嘉)