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ひがのひがめ2021.02.23.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

所沢生活村だより2021年2月23日号より

子どもたちが危ない。去年12月イタリアの研究者チームより出産後の胎盤から初めてマイクロプラスチックが検出されたことが報告された。また、焦げ付かないフライパンやご飯がくっつかない炊飯器の内釜、電車や自動車などの座席に多用されている有機フッ素化合物(去年4月には宜野湾市の普天間基地の消火システムの誤作動による泡消火剤が多量に放出され周辺の地下水が広く汚染された)5千種類ほどもある内、わずか2種類しか国は規制していない。その超難分解性から広く野生生物や魚介類から検出され人の血液、母乳からも検出されていて人への健康影響、特に子どもへの影響が懸念される。さらに今や5G(第5世代移動通信システム)によって20年前と比べて極めて高密度に電波を飛び交わせることで利便性を高めようとしている。EUが主導する小児期及び青年期の高周波電磁波への暴露による脳腫瘍のリスクを調べる研究が、2016年に終わり今解析結果がまとめられている5Gの推進に対して一時的モラトリアムを設ける国が次々と現れている(フランス、ドイツ、ベルギー、イタリアなど18ヶ国)なぜこのようなことが日本では広く報道されないのか。私達の国でも早急に従来の化学物質や電磁波や低周波騒音等に対する汚染対策を根本から見直す必要に迫られている。(比嘉)