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しめ飾りも、有機栽培の稲わらで

所沢生活村では、昨年から茨城県の八郷の高倉弘文さんの手による「しめ飾り」をお頼みしています。

 

茨城県石岡市の橋本明子(アケコ)さんが、減反裁判の費用を捻出するために、リース式にデザインしたものです。その活動は、八郷のわら細工の再発見にもなりました。

アケコさんは昨年2020年7月に亡くなられましたが、お連れ合いの信一さんが今年もお元気で、職人の高倉弘文さんに綯っていただいたとのことで、昨年に引き続き所沢生活村でも扱わせていただきます。

 

八郷では、江戸時代から農民の副業として、わら細工用の「実取らず」が栽培されていて、その種籾が大切に保存されていました。丈が長く柔らかい茎が特長で、青いうちに刈り取って陰干しします。もちろん有機栽培。

 

アケコさんは、所沢生活村の創設者である故・白根節子さんと同じように若い頃から食の安全を求めて有機農業や消費者運動の草分けとして活動し、減反問題に深く取り組んでこられた方でした。

 

新しい年が平和で和やかであることを願いつつ、みんなでお飾りいたしましょう!

 

※左から、「片ながれ」、「長型」、「両切り」