· 

ひがのひがめ2023.1.31.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

国際秩序は歴史的転換期にある中で、私たちの国は代議制民主主義の機能が壊れて久しく、国民不在のまま、安全保障政策や教育勅語の副読本化など重要な根本的政策が閣議決定で抜本的な転換を遂げ続けている。先行き不透明な国際情勢の中で、私たちの国は独自の情報収集と分析をまっとうに行ってきているのだろうか。防衛費倍増は逆に戦争を呼び寄せているように思えるのは私達一部だけの感覚なのだろうか。所沢生活村はそんな中で設立50周年を迎える。私達のこの活動は、本当の民主主義を支えるために必要であったし、これからも必要だということを私は疑わない。うれしいことに、昨年から若い理事さん中心に50周年企画実行委員会が立ち上がり積極的に活動されている。それに先立ち、経済学がご専門の根本さんがご自分の研究の一環として生活村の膨大な会報を分析し、現在の会員のほとんどに丁寧な聞き取り調査を実施、何よりもご自分が会員となり食材を食べ、生産者との交流や会の運営にも関わって下さっている。そのまとめを50周年記念誌に掲載して下さる。一方生活村自慢の品々がいつまでも同じように供給されるわけではないことも、生産者さんからのアンケートで実感できる。どうぞ皆様、218日の所沢生活村50周年記念のつどいにお出で下さい。(比嘉)